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頭の形の成長について

赤ちゃんの頭は生後一年で急激に大きくなります。

  • 人間の頭の骨は風船みたいに膨らんだ立体的な球体の骨だと思うかもしれませんが、実は頭の骨はいくつもの骨が組み合わさっています。
  • 脳が大きくなるために、赤ちゃんの頭の骨は1ー2才までは癒合せず、成長するためのスペースがあり可動性に富んでいます。
  • 特に最初の一年は著しく大きくなります。
  • 生まれた時の脳の重さは約400gですが、1才で約800g、大人では約1.5kgです。最初の一年で脳が2倍にも大きくなるのです。
  • 頭の大きさは1歳までに大人の85%のサイズに達します。
  • 頭の大きさの成長が著しい時期に、頭部に局所的なプレッシャーが加わるなどすると、本来の形への成長が妨げられ、頭の形がゆがんでしまいます。

頭の形のゆがみがあるお子様の割合

  • 海外の複数の文献によると、全体の10~20%の赤ちゃんに頭の形の変形があると報告されています。
  • 日本での現状はどうでしょうか。
  • 2013年に静岡市で約300人の未就学園児の保護者を対象に調査を行ったところ、
  • 24.5%のお子様が赤ちゃんの時に頭のゆがみがあったという結果が出ました。

頭の形のゆがみ:斜頭症と短頭症について

  • 頭の形は人それぞれです。人種によっても違いますし、骨格は家族にも似ます。
  • しかしながら、頭蓋が著しく成長する乳児期に、どのようなポジションや運動をしていたか、ということも頭の形の形成に大きな影響を与えます。
  • 一方向にむきぐせのあるお子様では、片側の後頭部がフラットに、もう片側はより大きく成長します。
  • 斜頭症では頭部の非対称な成長がみられます。
  • 頭部をあまり動かさず、仰向け寝の姿勢・バウンサーやベビーシートに乗る時間が長いお子様では、頭部の前後方向への成長が妨げられます。
  • 短頭症では後頭部全体がフラットでお顔が横により成長する傾向がみられます。